分娩後の乳脂肪と繁殖成績の関係
by 生産振興課
今日は根室管内の空胎日数上位10農場と下位10農場の
分娩後の乳脂肪を比較してみました。
分娩50日以内5%乳脂肪割合
上位10農場 3.8%
下位10農場 14.1%
よく蛋白が繁殖成績と相関されるとクローズアップされていますが、
乳脂肪は牛の体調を示すのに大きく関与していて、乳脂肪が5%を
超える牛は四変、脂肪肝、ケトーシスなどさまざまな病気が疑われます。
また、採食行動が伴わない牛もでてきて、体を削って牛は乳を出します。
それが、体脂肪動員です。
このような牛を少しでも減らす取組が繁殖成績の改善につながります。
やはり、上位農場は健康な牛の割合が高いから受胎しやすく、
下位農場は不健康が疑われる牛の割合が多いから受胎しにくい。
とデータから推測されます。
まずは乾乳期の飼養管理から見直して、継続的に検定成績を
閲覧してください。
すべては、農場内の現状を把握することから始まります。
データは農場内の情報を教えてくれます。
また、比較することで客観的立場でみることが可能です。
あなたの牛群の分娩後乳脂肪率5%の割合は総合グラフで確認できます。
全道平均では8%です。確認してください。
まずは、アクセスし、閲覧することから始めませんか?
以前は数字ばかりでわからないこともグラフなどで
見やすくなっておりますので、よろしくお願いします。
https://nyuken.hmrt.or.jp/dl
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