根室生産農業協同組合連合会 業務ブログ

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繁殖管理について

by 生産振興課


 まずはWEBシステムにアクセスしてください。
 
 https://nyuken.hmrt.or.jp/dl


 今日は繁殖カレンダー機能についてお知らせします。

 まずは、左側の繁殖カレンダー機能をみてください。

 (1)はじめに、一週間の牛群での
  発情、次回発情、妊鑑、乾乳、分娩の予定牛が印字されています。

    ○まずは、一週間の日程をその画面で確認してください。

 (2)次にその画面にて、予定カレンダー印刷という場所にクリックして
  ください。すると2週間の予定表があり、そこには牛群での
  発情21日後、発情42日後、妊確牛、乾乳牛、乾乳後期牛、分娩牛
  が表示されます。
 
    ○その画面を印刷し、牛舎内の目立つ場所に貼ります。
   (みんなが確認できるホワイトボードに貼るか、台帳付近に)
  ・授精などをその紙に書き込むこと
  ・排血なども書き込む
  ・その紙を順番に保管しておく
  ※その紙を確認することで自農場の発情確認が正しいか検討できます。
  (きちんと保管し、次回発情と周期が合っているか、確認することで)
  
 その精度が繁殖成績良好の農場とそうでない農場の大きな差です。

※※※※
 繁殖成績の良い農場は授精の間隔は周期である20日前後が
 7割〜9割を占めています。
 しかし、繁殖成績の良くない農場の授精間隔は周期授精の
 割合が4割以下で授精間隔がバラバラになっていて、どちらの
 授精が発情であったかなども理解できずに、多回授精を繰り返し、
 きづけば、5回以上の授精をしているという農場が非常に多いです。
 まずは、お金もかからず、きちんと記録することだけでも良いので、
 記録を印刷された紙に手書きで良いので、実践してください。
 授精牛と排血牛の拡大4桁を記載するのは、1〜3分の作業です。
 費用対効果はかなり大きいと思います。
 細かいやり方は農場内で決めれば良いことです。
 まずはどのやり方でも良いので実施してみましょう。
 過去の牛は発情が明瞭で、なおかつ、飼養頭数も少ない時代は
 記録などをしなくても、目視、記憶でどうにかなったかもしれません。
 今は、情報をうまく利用、活用をしていく流れになっております。

 僕は長年、過去体型調査や審査などで各農場へ巡回させていただきました。
 その際に、繁殖カレンダーや繁殖盤を有効利用している農場の
 乳検成績とそれらが見当たらない農場の乳検成績を後日、確認したところ
 大きな差が見られました。(傾向が大きくありました。)


 まずは一度、アクセスしてください。
 
 https://nyuken.hmrt.or.jp/dl
 
  アクセスやIDは所属する乳検組合の担当者が保管しております。
  


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