営農改善資料ができました。
by 生産振興課
みなさんおはようございます。
今日は土曜日ですが、天気が悪いですね。
さて、毎年、本会と根室農業改良普及センターで発行している
H28営農改善資料が完成致しました。
今年のテーマは『乳房炎を予防しよう』です。
推奨される搾乳手順や優良事例なども掲載されています。
来週以降に農協に送付し、各農場へ配布されると思います。
ぜひ、お時間のあるときに茶の間にて家族でご覧になってください。
私が読んでいて、特に感じたこと
(1)前搾りはしっかりと4〜6回程度(しっかりと刺激)
(2)乳頭先端の拭き取りをしっかり
(3)前搾りから60〜90秒後にユニット装着
(4)ユニットを離脱するのは早め(自動離脱に頼らない)
(5)ポストディピングはしっかりと漬けること
常にこの5つの項目はしっかりとやることです。
若い農場主の方はまずは基本をしっかりと実施することです。
それから色々と自分で試しても良いですが、この5つは必ず
実践し、悪影響はないです。
あ、検証するのには、ラクトコーダーが一番はっきりと検証できます。
正しい搾乳方法が、乳量向上、乳質改善に最も効果的です。
この資料では牛床もきれいにと記載されています。
たしかに、牛床がきれいなことが理想的ですが、
実情では中には、牛床がかなり
汚れて、牛も汚れているのに、おそろしく体細胞が低い農場も
実際はあります。そこの搾乳風景をみていたら、かなりしっかりと
乳頭拭き、しっかり前搾り回数、プレなどをしていました。
まずは、きっちりとした搾乳手順を実施して、その効果が感じないよう
でしたら、ミルカー機器などの点検をおすすめします。
あと真空圧の確認もきちんとしてください。変動確認を
ぜひ、営農改善資料がお手元に届いたら、色々と確認してください。
少しでも皆さまの所得向上、労働時間の短縮につながればと
思いますので、よろしくお願いします。
最後になりましたが、お忙しい中、取材に協力していただいた
農場のみなさま、大変ありがとうございました。
今後とも、アドバイス等をいただけたらと思います。
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