根室家畜人工授精師協会講習会
by 生産振興課
根室家畜人工授精師協会講習会が開催されました。
日時;平成29年12月13日(水)18:30〜19:30
場所;根室農業会館 3F 第2会議室
〜講習内容〜
演題名『計根別農協におけるホルスタイン種の後継牛確保への取組み』
JAけねべつ 中條匡晃 氏
・性選別精液の使用量増加により27年12月から比較すると、約700頭多く後継牛確保につながっている。
・規模拡大する農場は後継牛確保のため積極的な性選別精液の使用を推奨し、現状の飼養頭数で足りている状況であれば、F1交配で副収入を得ることも推奨していきたい。
演題名『牛群WebシステムDLを活用した繁殖成績向上への取組み』
改良部会 石黒呼人 氏
・改善したい項目を見つけやすくなり農家が興味を示すきっかけつくりになった。
・短期間でも牛群成績向上は認められたため、DLの活用は有効である。
・現状では、インターネット回線やパソコン、スマートフォンを所持していない方もいるため、認知度としては低い状況。DLの認知度を高めるため各牧場で普及活動を進めたい。
演題名『一牛群で見られた分娩初回排卵日の周期的変化はなぜ起きたのか』
根釧農業試験場 古山敬祐 氏 氏
・栄養度の違いに差は見られなかったため、栄養充足度の違いが原因ではないことが推測される。
・環境的な違い(気温、日長時間)や産次の違いが要因である可能性が示唆された。
演題名『ホルスタイン種雌牛における通常精液と性選別精液を用いた胚回収成績の比較』
GH道東事業所 阿部知紗 氏
・過剰排卵処置による胚回収の現状として、通常精液よりも性選別精液のほうが正常胚回収率が高かった。
・より効果的な胚回収のための課題として、授精の時期や精液本数が効果的と推察する。
来年度も10月中旬に札幌市にて第74回全道AI研究発表大会が開催されますのでたくさんの研究成果をご報告して下さい。
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