根室生産農業協同組合連合会 業務ブログ

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第46回 ヨーロッパ酪農視察研修(スイス)

by 生産振興課

スイスの牧場

搾乳牛頭数:現在20頭
品種:スイスフレットフィア(シンメンタールとレッド&ホワイトの混血)
育成牛頭数:現在12頭  種牛1頭
初産分娩月齢:27〜28カ月齢
労働力:主人(冬はスキー場の警備員として働く)
    奥さん(老人ホームを経営)
    長男(夏は山小屋を経営し、冬は牧場仕事)
    長女(レストラン経営)
    二男(農協マーケットを経営)
    三男(学生)
   手が空いているものが酪農をしている。
飼料給与:基本は草 コーンと麦を少々与える(夏は放牧草)
個体平均:7000〜8000キロ
乳価格:1キロ約50円(経営にはきつい乳価だと奥さんが言う)
肉用牛売却:2〜3年飼養して、出荷→約11万円
冬期間:飲用乳として  夏期間:チーズ用として

※国と州からは面積、頭数、立地条件などの条件を加味し、補助金制度があり、年間この牧場では8万フランが補助金となる。
※立地条件では4段階あり、(1)山の頂上(2)山の中(3)山の手前(4)平地とランク分けされ、この牧場は上から2番目の条件の(2)に該当している。
※この牧場は標高770メートルにあり、町の人口は240人程度
※町の住人は農家か水力発電で従事している
※冬は山に囲まれているため4〜5カ月太陽の陽がまったく入らない 夏は30度までなる
※6〜9月は牛が標高1700メートル地点当りに放牧され、そこで搾乳などを行っている。その放牧地点に行くためには周り路をし、約10キロかけてたどりつく。牛は自力で歩いてその地点まで行くことになっているので、10歳を超えている牛であろうが、搾乳牛はすべてそこにいく。
※放牧地点では農協全体の牛が行き、今年は83頭いる。山の牧場では3人の従業員がいて、搾乳などを行っている。


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