改善優良農家例
by 生産振興課
乳検成績を比較検証を今週は時間をかけて実施して、
各乳検組合の担当者へ送信しております。
平成23年〜平成27年にかけて繁殖優良事例農場が
十数件見つけましたので、一例だけご紹介します。
A農場
平成23年(1〜12月成績) 平成27年(1〜12月)
一頭当り平均乳量 :8,158キロ 8,736キロ
平均分娩間隔 :472日 428日
初回授精開始 :87日 73日
授精発見効率 :46% 69%
平均空胎日数 :192日 130日
空胎120日以上割合 :64% 46%
となっております。ここの農場は以前FACという活動で
自分も一緒に毎月お邪魔していた農場です。繁殖成績は結果がでるまで、
時間がかかってしまいますが、ここの農場主や家族の方は
きちんと継続して繁殖活動改善を実施していたのだと思います。
最初から意識の高い奥さんでしたし、この結果をみて、非常に
農場内できちんとした取組や授精師さん達のフォローなどあったと
推測されます。
今週はこのようなデータ集計を実施してすごく疲れましたが、
このような農場があると非常にうれしい気分でいっぱいになりました。
もし、繁殖でお困りの農場がありましたら、授精師さんや獣医さんに
相談して、農場ができる取組を長い目で継続して実践してはどうでしょう?
繁殖は対策結果がでるまで、時間がかかりますので、半年間などの
期間設定を設けて、効果検証を実施してください。
まずは、目標値を掲げてみるのに、自牧場のきちんとした数字を
把握し、対策を考えてみましょう。
下記のWEBシステムのURLにアクセスしてみてください。
https://nyuken.hmrt.or.jp/dl
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