by 生産振興課
掲載が遅れてしまいましたが、平成25年6月20日に根室管内の乳検業務担当者を集め、別海支援センター会議室を借用し、開催いたしました。
と き:平成25年6月20日(木)
ところ:別海支援センター 会議室
参加者:乳検業務担当者11名
議案(1) 後代検定娘牛保留対策事業の展開について
※根室管内では24年度より最終授精が後代検定精液の分娩予定一覧表を各JAに
誕生した娘牛に装着していただくシールとともに毎月10前後に送付している。
各JAはその文章とシールを農場に配布、依頼を実施している。
問題
(1)しかし、24年度は装着率が20%を下回っていたため、25年度は装着率向上のため、
各乳検担当者と協議した。
解決法
(1)管内統一した装着率を向上させる手法は色々提案されたが、各組合の運営方法など
異なるため、統一した手法ということはできないが、今回の会議で管内の装着率
の低さは各組合で認識することができたため、各組合でのシール装着率向上に向け
取り組みを実施していただくことで了承した。根室乳検連としても酪農家、検定員
授精師などが集まる研修会時などには、積極的に周知活動をしていきたい。
また、後代検定についての認識度を高めるためにパンフレットなどを作成し、後代検定
事業の必要性などを伝えていきたい。
議案(2) 検定成績表の活用利用度アンケートについて
※根室管内では24年度に検定成績表(牛群、個体検定日、個体累計)の利活用度のアン
ケートを実施した。
問題
(1)アンケート集計結果をみると、毎月検定成績表を有効活用している人の割合が少なく、 部分的に見てる、眺める程度の人の割合が多かった。また、今の形式では数字ばかり
で見てもわからないや数字だけでなく、コメントやグラフの挿入を希望する人が多か った。
解決法
(1)定期的に検定成績表の見方の講習会を開催したり、酪農家が望む形式変更などを今後も 調査し、北海道酪農検定検査協会と協議していきたい。また、根室管内でも各乳検担当
者と今後も協議を重ね、管内の平均値や全道の平均値などを書き込んだ、検定成績表を 見やすくするシートの作成を実施していきたいと考えてます。今後はネットなどもさら
に広がっていくことから、ネット上での活用、サービスなども考えていきたいです。
議案(3) 平成25年度 根室乳検連主催講習会の開催について
※昨年度から根室乳検連主催の講習会を実施した。10月には『今日からできる経営改善 の取り組み』『実際の飼養管理の要諦』をホクレン帯広支所の五十嵐さんに講習して
いただいた。検定成績表から牧場の問題点を読み取り、改善作業例などを講義してい
ただいた。3月には北酪検根室事業所の荒谷所長と根室農業普及センターの吉田主査に 『乳検成績表の見方』『自牧場での検定成績の活用』を講習していただいた。見方の 講習では管内の平均値などと自牧場の検定成績の数字を比較し、問題点の発掘を実施
午後からは発掘された問題点をどのような作業で改善していくのかなどを教えていた
だいた。10月開催、3月開催の講習会とも参加者からは非常に好評であったため、25年
度も実施していくことを確認
予定
(1)25年度は検定成績表と繁殖関係を結びつけ、繁殖成績の改善に向けた提案をする講習会
を企画する。(改善実例などをいれる)開催時期については農作業が落ち着く11月頃に 開催する予定です。講師については現在事務局で選考しています。
(2)検定成績表の見方の講習会も非常に好評であったため、25年度も2月頃をめどに開催予定
初級者向けの講習会にするのか、中級者向けの内容にするのかは、今後の乳検担当者会 議で協議していきます。