繁殖成績格差を埋めるために
by 生産振興課
おはようございます。本日4/30で4月も最後となりました。
今日は土曜日ですが、天候が悪いので、連休はお出かけできませんね。
さて、今週は検定成績のデータを解析しておりましたが、
繁殖成績について気付いたことがありましたので、
記載しておきます。
根室管内の分娩間隔は右肩上がり(近年は並行線)でございましたが、
その内容を見れば、ただ単に悪くなっているのを、見ている農場と
きちんと対策を講じている農場の格差が大きくなっていくのだと思います。
平成23年頃から現在まで分娩間隔は420〜430日で推移していますが、
農場内の格差は大きく、きちんと対策(データ等の利用)をしている農場
は成果がでていると推測されます。
下記にはその根拠を記載しております。
(検定成績データ利用)
平成23年(1〜12月)
検定農場 分娩400日以下農場 割合
936戸 68戸 7.3%
平成27年(1〜12月)
検定農場 分娩400日以下農場 割合
886戸 114戸 12.9%
えー。成績良い農場が増えているのでないですか?
ってことは、悪化している農場はもっと大きく悪化している
から平均値は変化がないということですね?
こういうことが農場内の経営格差を大きくしています。
きちんと対策などを講じている農場は多くなっていますが、
その一方で情報利用法(データ)、管理法を従来のやり方で
変化に対応できない農場はどんどん悪化傾向となっております。
自分の飼養管理、搾乳方法、繁殖管理のやり方が正しいのか?
情報(データ)を見て、改善が必要な項目を探してみてはいかがでしょう?
繁殖成績改善は効果がでるまで、じっくり待ちましょう。
まずは、自農場の確認を・・・
https://nyuken.hmrt.or.jp/dl
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