根室生産農業協同組合連合会 業務ブログ

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強害雑草対策実証調査事業に係る研修会等に参加

by 企画管理課

と き:平成27年10月8日(木)
    13:00〜15:00 研修会
    15:30〜17:00 実証調査検討会
     9:00〜11:00 圃場現地調査(翌日)
ところ:JA道東あさひ会議室
    別海町 矢口牧場(翌日)

強害雑草対策実証調査事業に係る研修会
 一社)日本草地畜産種子協会ならびに一社)北海道酪農畜産協会の主催による、強害雑草対策に係る研修会に参加した。
 この研修会は、(1)根室地域の植生改善。(2)北海道の草地更新・植生改善法は次年度から、こう変わる!(3)北海道における更新事例。からなる分科会となっており、事前に指定されていた(1)に参加した。
 講師は、ホクレン酪農畜産事業部:飼料部主任技師 大塚博志氏。
 草地の植生悪化は、低収量・低品質サイレージをつくり、牛の栄養状態を悪化させ、生乳生産量と乳質の低下に影響を与え、最終的に経営を悪化させる。(負のスパイラル)これを改善するためのプロジェクトが5年ほど前から全道各地域ではじまった。
 2015年、根釧農試・ホクレン・雪印種苗による検証では、シバムギ優占草地を改善すると約36万円/haの経済効果につながると示されている。重要なのは、(1)雑草種子の侵入を防ぐ。(2)雑草を増やさない。(3)生えている雑草は枯らす。といった防除の基本を励行することであり、耕起前処理(地下茎侵入防除)、播種前処理(種子侵入防除)の除草剤散布が有効であるとの内容であった。
播種時期による研究では、春播き、夏播きのそれぞれのメリット、デメリットを把握した中で播種時期を選択することが必要。(春:1年生雑草との競合、夏:長雨、冬枯れなど)また、当管内ではデントコーン、小麦、蕎麦など輪作も一つの方法にすることができる。

強害雑草対策実証調査事業に係る実証調査検討会
 各管内における実証調査圃場の事業実施概況が報告された。

強害雑草対策実証調査事業に係る圃場現地調査
 別海町の実証展示圃場を調査した。
 成長が早いイタリアンライグラス(以下、「IR」)をH26年5月に播種して3番草まで収穫。H27年5月に再度IRを播種して2番草まで収穫し、無除草のまま同年8月にチモシー18、アルファルファ5、白クローバー2、ペレニアルライグラス0.5(いずれもkg/ha)を播種した圃場を調査した。表面にIRが残っていたが、越冬することでチモシー主体草地になることが予測されている。その後、他の無除草試験区も視察調査し、午後11時頃終了した。

 最後に、参加の機会を下さったJA道東あさひのご担当者をはじめ、主催者ならびに委員の皆さまに厚く御礼申し上げます。


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