飼料設計技術向上セミナー
by 生産振興課
表記セミナーが十勝農協連、釧路農協連、根室生産連の合同開催として下記の通り開催され、管内から17名が参加した。
日程:平成24年4月26日〜27日
講師:アルバータ大学 乳牛栄養学 准教授 大場真人 氏
研修内容:(1)TMRの飼料設計
(2)分離給与の飼料設計
(3)DMIを制限しているメカニズム
(4)粗飼料の質を考える
(5)クロースアップ期のエネルギー給与
(6)離乳移行期の子牛の栄養管理
(7)アシドーシス研究の最前線
参加者:受講者26名、聴講者30名
このセミナーは飼料設計を経験している受講者と講師とのディスカッション形式で進められた。講師から受講者へ問題を投げかけて、その答えに関する解説を講師が行うという方法で進められた。
特に印象に残っているのは、TMRでの飼料設計を行う場合は、平均乳量とBCSの変化を踏まえて設計し、その後の微調整が必要であるということ。アシドーシスにはルーメンアシドーシスと大腸アシドーシスがあり、大腸アシドーシスの方が問題となること。日本でもイネ科牧草以外の作目(ルーサン、トウモロコシ、大麦など)を作れるのではないか。などである。
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