根室生産農業協同組合連合会 業務ブログ

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繁殖を改善しよう

by 生産振興課


 さきほど掲載した記事について少しコメントします。

 繁殖成績を改善することは発情観察が大きく関係すると思います。
 (もちろん、餌や牛の状態は大きく要因としてありますが、発情観察が
  一番の課題だと感じます。授精後の周期確認、排血の確認、
  フレッシュチェックなどを取り入れて、記録することから改善して
  みましょう。)

 (1)発情発見効率が分娩間隔が良好農場平均で71.95%だったのに対し、
  対象区分農場平均は58.79%でした。
 (2)分娩後の初回授精開始日数は良好農場平均で74.84日だったのに対し、
  対象区分農場平均は88.48日でした。
 (3)空胎日数平均は良好農場平均で120.8日だったのに対し、
  対象区分農場平均は160.8日でした。
 (4)平均授精回数は良好農場平均で2.13回だったのに対し、
  対象区分農場平均は2.33回でした。
 (5)検定実頭数平均は良好農場平均で110.6頭だったのに対し、
  対象区分農場平均は78.0頭でした。

 これらのことより、
 ○良好農場は発情観察をしっかり実施できている割合が高い
 →発情発見効率に大きな差がありますし、受胎までに要する平均授精回数も
  少ないのをみるときちんとした発情に授精をしている割合が高いと
  推測されます。
  (目視だけでなく、周期での確認もしている農家が多いと推測)
 ○分娩後の牛は特に注意深く観察している
 →分娩後の初回授精回数にも差がある
 ○授精した牛をきちんと次の発情周期での確認や排血などをしている農家が多い
 →平均空胎日数に大きな差がある
  授精歴をみると対象区の農家は授精後の次の授精が周期とリンクしていない
  農家割合が多いのに対し、良好農家は周期できちんとしている割合が高い
 
 ※これらのことから繁殖成績に課題があると感じている農家は
  北酪検の牛群検定WEBシステムDL版を確認してください。
  まずは自農場が地区などの農場と比較してどの位置にいるかなどを
  総合グラフで確認し、繁殖システムなどを利用して、発情牛の周期確認
  などの利用に検討してみてください。
 ※※北海道酪農検定検査協会のHPからもアクセスできますし、
   本会のページからもURLを貼っていますので、アクセスできます。
 
 
  まずは一度、閲覧してください。
 (IDやパスワードについては農協担当者に確認してください。)


 
 
 


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