営農改善指導ツール(生産規模別生乳生産費)算出・活用に係る第2回担当者会議
by 企画管理課
日 時:平成24年6月22日(金)13時30分
場 所:根室農業会館 3階 第2会議室
出席者:14名
JA北海道中央会根釧支所:千葉耕平氏が講師となり、生産費を算出するために、どの数字を抽出して何処にどうやって入力するのかを理解してもらうための実践式担当者会議を開催した。
[講義内容]
1.具体的進め方について
一次分析:
(1)営農計画書・クミカン等から財務諸表を作成・分析。実態把握と経営総体の診断
(2)生産原価分析による原価把握と生産性・収益性・見積り労働報酬等の算出
(3)技術解析による問題の明確化
二次分析:
(1)経営間比較(類似する地域内の経営比較)
(2)年次比較(過去の成績と比較)
(3)標準比較(モデルデータと比較)
診 断:課題抽出、解決策実施で得られる成果
2.安全管理、生産技術管理、労働管理の関係
3.クミカンと財務諸表の関係
4.原価計算の目的
5.原価計算の前準備(資産台帳等各種資料の整理、クミカン勘定科目からの仕訳)
6.営農管理報告表等を用いたパソコンへの実践入力
[質疑内容]
以下質疑内容について、ルールを定め後日回答することとなる。
1.繰延資産(土地改良)の償却分は土地改良費用ではなく繰延減価費ではないか。
2.土地・乳牛の評価方法は各JAの評価方法ではなくテキスト内容に統一するべきか。
3.事業主勘定(専従者給与含む)、担保貸付の取扱い方を明確にルール化してほしい。
4.TMRセンターの原料草を用いている場合、収入・費用は損益計算書でどう記載したら良いのか。
講義終了後、以下内容のとおり進めることを確認し終了する。
1.営農改善指導を目的とした農場個別分析および管内傾向値を把握するため乳量階層別、
経営階層別とマトリックス図を用いた規模別分析を実施する。
2.作成データの提出期限を平成24年7月末までとする。
おわりに、ご講義いただいたJA北海道中央会根釧支所:千葉耕平氏に深謝申し上げます。
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