平成25年度FAC活動の開始について
by 生産振興課
1.第二期活動の趣旨
・最大のテーマは「分娩後早期受胎を目指す」こととした
・このテーマを実現するために、農場主、授精師、普及員、生産連が連携して、
牛の状態を読み取り、疾病の発生を防ぎながら受胎を早める対策を行う
・第二期では、授精師の自主性(農業者とともに牛が発信するデータから問題点を
見つけ、改善へと働きかける事の出来る、自ら学習していこうという意欲)を
尊重して取り進める事とした
2.第一期活動の成果と現場での取り組み状況
(第一期での活動事例と成果)
・農場の選定において、育成牛の繁殖検診を行っていた事もあり、農場主の
やる気が高かった
・最初に農場主が行う作業を説明した(体温、分娩状況の記録)
・モニタ牛はランダムに2産以上の牛とした
・採食量を上げるためにパドックの整備を行った(泥濘状態の解消)
・乾乳後期用の配合を与えた事で、胎盤停滞時間が短縮され、低カルが減少した
・飼料の掃き寄せを1日2回から4回へ変更した事で、半年で1頭1日乳量が
+6kgとなり、乳成分も安定した
・分娩間隔が−26日と短縮した
3.活動年間スケジュール
・第一期でのモニタ項目に準じて、モニタ牛の観察を行う
・乾乳期、分娩直後、授精〜受胎期に分けて、牛の状態から飼養管理の改善点を
見いだし対策を立て実施する
・農場主の役割(分娩後の体温、分娩時状況の記録)
・授精師の役割(体重、BCS、RFS、授精時の状態の記録)
・普及員の役割(モニタ牛の記録結果と飼養管理状況から改善点を見いだす)
・生産連の役割(検定成績、繁殖成績の集計、集計値から予測される事項の提案)
・活動期間は1年間とする(モニタ牛が受胎するまで)
・全体会議を7月、10月に開催して、経過報告や各農協間での情報交換を行う
・3月を目処に、この活動の総括を公表する
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