管内JA営農生産担当部課長・関係団体担当者会議
by 企画管理課
日 時:平成24年4月20日(金)13:30
会 場:根室農業会館3階 第2会議室
出席者:22名
平成24年度事業推進方針(案)では、資材費高騰・多労働による生乳生産費の増加に対して上昇率が鈍化している乳代との収益幅が狭くなっていることを踏まえた費用対効果への取り組み、自給飼料の質・量の向上と乳牛損耗を防ぐことを事業の基本方針とし、生産要素への関わり方を5W1Hに基づき明確にした骨子を掲げ生産・経営効率向上に貢献していくことを説明する。また、平成24年度より中期事業推進方針(案)を掲げ、当会の強みである情報・ソフトウェアを最大限に活かした中で根室酪農の現状把握と将来方向を先取りし、(1)自給飼料の増産、(2)乳牛戦力の強化、(3)人・情報のパワーアップを事業の核として取り進めることを説明する。
年次別では以下のとおり取り組む。
※ 年次到達時期より速く完了させ、新たな課題に取り組む体制とする。
[平成24年度]
(1) 第5次根室地域農業発展基本構想の策定
(2) 核となる事業の取組開始
[平成25年度]
(1) 発展基本構想へのJA・生産者支援項目の選択と抽出
(2) リアルタイムな酪農生産支援情報の活用策の検討
[平成26年度]
(1) 生産者組合員の情報活用度合いを高めるネットワーク体系の構築
(2) 企業経営管理実務への支援
酪農経営とJAへの支援機能を強めるためには財務・収支の安定が不可欠であることから、主要3事業(生産振興・情報・乳検)の適切な費用配分、サービス対価としての費用負担思想を視野に入れていき新規事業に備える。また、現状把握と将来予測に基づく企画・提案・実践する組織風土づくり、高度な情報開発能力と酪農先進技術への自己啓発、事業領域に合わせた要員確保・育成に努めることを説明し当会の付議事項を終了する。
質疑応答
JA中標津 = 圃場管理・施肥設計のほか、生産連で土壌分析場を設置すると聞いていたので堆肥・スラリー分析も実施して欲しい。
当会回答 = 土壌分析場(ハード部門)は必要と考えているが、一昨年においてハード部門より分析活用できる人材養成(ソフト部門)が優先と判断され、酪農技術セミナー専門コースとして取り組んできた経緯がある。現在のところ堆肥・スラリー分析までは考えていないが、管内への土壌分析場の設置要望があることを踏まえて事業の進め方を検討していきたい。
JA計根別 = 現場対応型労務管理の手引きを作成するにあたり、どういった種の法人を対象とするのか教えて欲しい。
当会回答 = 大規模法人というより、農業法人経営の課題である従業員の戦力強化を対象とした手引きを作成していきたいと考えている。
JA計根別 = 是非とも作成して欲しい。期待している。
関係団体報告事項
根室振興局農務課生産振興係長より、家畜排せつ物の河川流出・地下浸透事故が発生しないよう徹底した適正管理の指導に努めてほしい旨の報告がなされた。
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