管内JA営農生産担当部課長・関係団体担当者会議
by 生産振興課
日時 平成24年3月21日(木)
会場 根室農業会館 31名出席
本会からH23年度管内酪農の状況を報告、上期の分娩頭数の減少によって営農年度の生乳生産量は1月から9月まで連続割れが続き、前年より▲6,389tの実績となった。
手取り乳代の約2円上昇にもかかわらずその効果を実感できないまま営農年度を終了。
生産停滞は、自給飼料の質と量、暑熱時の飼養管理、周産期への適切な対応等の生産基盤に起因していることが推察されることから、本会と各JA・系統・団体が連携を強めて取り組んでいくことが必要となった。
H23の本会事業の推進テーマは生産の入り口(土・草・牛)対策の強化、酪農経営を側面から支援する体制の強化、生産データを入手・加工して有責な情報提供を図る、の3点を掲げ生産振興課・情報事業課が各細目にわたって取り組んできた項目ごとに報告、課題と今後の対応策を説明。
H24事業推進方針では現況の酪農経営を乳代と生産費から近年の収益幅の減少傾向を紐解き、生産費のうち主な資料費、乳牛償却費に焦点を当てて事業テーマを設ける方針を打診、さらに各JAからの要望を組み込み事業計画を策定する。4月の事業計画検討会議(本部課長会議)で計画を固める予定としている。
根室振興局から「融雪期に備えた家畜排せつ物の適正な管理について」「抗菌性物質残留防止について」、ホクレンより「管内生乳受託実績、H23自給飼料栄養成分について」の状況報告があった。
現在、普及センター、各JA授精師、本会が行っているFAC(繁殖向上スキルアップ活動)活動の経過と中間成果を普及センター田中所長が報告、次期ステージ(4月〜10月)泌乳と受胎という重要な時期での飼養管理に生産者とともに目を向けていくことを説明。
H24本会計画への意見要望を3月中に受けて来月の計画検討会で提案していきたい。なお骨子(案)は出席JA職員から参照願いたい。
|