速報「根室管内H27生乳生産費調査報告」
by 企画管理課
平成27年1月~12月の営農実績を基に生乳生産費調査を実施致しました。
調査戸数は全69戸、乳量階層別28戸、経営階層別27戸、今年度から実施したTMRセンター構成員10戸、ロボット搾乳導入農家5戸(TMRとロボット重複1戸)となりました。
根室管内の全算入生産費は801,292円と農林水産省の結果よりも16万円以上高く、前年対比で3.6%増加しましたが、予想に反して副産物価額は低くなり、農水省とは差が生じている結果になりました。飼料費は農水省と同様に減少する傾向になりましたが、乳牛償却費と賃料料金は増加する結果となりました。乳牛償却費では自家産牛と導入牛により、生産を確保していること、賃料料金では労働軽減によるヘルパーや外部委託等の利用が増えたことが考えられます。
また、今年度からTMRセンター構成員(10戸)と搾乳ロボット導入農場(5戸)の生産費も調査しました。どちらの経営体も特定の費用項目が極端に高くなるといった結果になっておりますが、詳しい調査結果につきましては2月中に発刊する平成27年度根室管内酪農経営分析報告書に掲載いたしますので、ご一読下さい。
最後に、本調査にご協力いただいた管内JAをはじめ関係機関の皆様に深く感謝申し上げます。
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