根室生産農業協同組合連合会 業務ブログ

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第68回北海道家畜人工授精技術研修大会

by 生産振興課

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題目:第68回北海道家畜人工授精技術研修大会
日時:10月18〜19日(木〜金)
場所:苫小牧市 ホテル グランドニュー王子 3階大ホール


第68回北海道家畜人工授精技術研修大会が18日〜19日の2日間にわたり苫小牧で開催されました。根室協会からは18名が参加し3題の研究発表を行いました。

No.6 平成23年度受精卵移植研究部会活動報告
発表者;JA中春別 藤原 誠 会員

No.8 繁殖成績で群分けした際の乾乳期並びに分娩後の飼養管理の比較
発表者;JA計根別 片岡 美幸 会員(統計処理賞受賞)

No.14 FAC活動〜根室管内における繁殖改善活動について〜
 発表者;JA道東あさひ別海 栗栖 津奈樹 会員(優秀賞)
(第41回家畜人工授精優良技術発表全国大会北海道代表として選出)

根室管内からは優秀賞1題、統計処理賞1題と好成績を収めることが出来ました。優秀賞を受賞したFAC活動(発表者栗栖会員)では、根室管内5農協、3支所、根室改良普及センター、本会が共同で活動した「繁殖改善運動」を報告しました。

1. 不受胎牛は分娩後の体重の減少が大きい
2. 不受胎牛はBCSの落ち込みが大きい
3. 不受胎牛は1か月目の乳脂率が高い

以上のことから受胎に係る影響として1.肥り過ぎは受胎に影響あり、2.分娩後の食い込みを落とさない、3.分娩後の乳房炎などを発症させないよう分娩前後のスムーズな移行を大事にすることとしました。今後は改善事例を授精師全員で活用し、現場の応用力を養い、飼養管理の改善から受胎率の向上を目指すことまとめとしました。

統計処理賞を受賞したNo.8「繁殖成績で群分けした際の乾乳期並びに分娩後の飼養管理の比較」では道東3地区と同様の発表を行い、昨年に続き統計処理賞を受賞した。(内容については同ホームページ第43回道東3地区家畜人工授精技術研修大会記事参照)

No.6「平成23年度受精卵移植研究部会活動報告」ではETに関するパンフレットを作成配布し、35%の酪農家が新たにETに興味を持ち、11%の酪農家が新たにETを実施したことを報告しました。しかし、現状に満足している生産者の牛群にも長期不受胎牛は存在している可能性はあるので、その長期不受胎牛に対して受精卵移植は有効な手段であるため、「費用が高い」「手間がかかる」などの様々な問題を解決し、優良遺伝子造成も視野に入れた受精卵移植技術の普及を図ることでまとめとしました。


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