根室生産農業協同組合連合会 業務ブログ

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FAC全体会議 (第4クール)

by 生産振興課

会議名:FAC全体会議(第4クール)
日 時:平成24年11月14日(水)
場 所:根室農業会館3階 第1会議室
参加者:JA職員7名 普及センター3名 生産連4名

○今回からは第4ステージということで各農協(支所)のデータを基に泌乳初期の乳量や
乳成分からの受胎への影響などを検証した。

(1)乳量:分娩後の乳量を2カ月目乳量÷1カ月目乳量を行い、その割合が1.1を超える牛ほど受胎しにくい。
(2)体細胞:体細胞を1カ月〜3カ月までの数字を足し、3で割った数が30万を超えている牛ほど受胎しにくい。
(3)乳脂率:分娩後1カ月目の乳脂率が4.5%以下の牛は受胎しにくい。
(4)乳蛋白質率:分娩後2〜3カ月の平均で3.0%以下牛は受胎しにくい。
(5)乳糖率:不実施
(6)P/F:分娩後1〜2カ月(蛋白÷乳脂)の平均で0.7以下牛は受胎しにくい。

まとめ
※定説である上記6項目を実際のモデル農場での対象牛の数字を当てはめ、受胎牛と不受胎牛の傾向を比較してみたが、今回の対象牛では思うような結果にはならなかった。

(説明)
(6)P/Fは値が1以上であれば、配合多給のアシドーシスが疑われ、逆に0.7以下であると飼料不足が疑われる。
(5)の乳糖率は4.4%以下であると受胎しにくく、淘汰率が高い
(5)の乳糖率は乳房炎が発生するときに下がる傾向があるので注意して数字をみる。
(5)の乳糖率は肝臓機能が低下すると下がる傾向であり、MUNとは反比例の関係にある
※飼料給与量と栄養バランスを保つことで乳糖率を下げないようにコントロールしてあげると牛軍の状態は保たれる。


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