根室生産農業協同組合連合会 業務ブログ

<<   >>

平成24年度 第2回 検定情報活用研修会

by 生産振興課

平成24年度 第2回 検定情報活用研修会が開催されました。

日 時:平成25年3月1日(金)
場 所:札幌全日空ホテル 24階 白楊の間
参加者:約150名

この研修会では関係機関からの講習、また乳検組合での取り組み事例などが報告された。
(最も印象にあった一言のみ記載しております。)

(1)検定情報を活用した飼養管理・繁殖技術の向上
 根釧農業試験場 技術普及室 主任普及指導員 村上 豊 氏
・削蹄実施牛と非実施牛で比較すると26,000円一頭当たりの経済性が違うため年に3回の削蹄を実施しても経済効果は非実施牛よりもはるかに高い

(2)JA東宗谷での取り組み
 東宗谷農業協同組合 酪農生産課 課長 石黒 敦 氏
・一台50万円するラクトレコーダーを2台購入した。ラクトレコーダーとは搾乳中の正確な流量を記録することができ、それがグラフで表示される。その波形を見ることで搾乳手順の問題などを発見できる。(不十分な前処理、過搾乳、ライナースリップなど)酪農家へ伝えるのにはグラフを見せて、きちんと伝えてあげるだけで酪農家は納得してくれ、効率的な搾乳が実施されるようになる。

(3)士幌町乳牛検定組合での取り組み
 士幌町乳牛検定組合 事務局長 岩舘 智一 氏
・士幌では乳検加入率が100%で出荷乳量平均が1102トンとなっている。検定に加入することでのメリットを大きくすれば酪農家は乳検事業を認めてくれる。平成19年に士幌でもラクトレコーダーを4台導入し、搾乳技術の向上や乳質変化が見られた。

(4)乳検データの解析と対策
 きくち酪農コンサルティング(株) 代表  菊地 実 氏
・牛の姿勢を見れば牛がどういう状態であるかを判断できる。背線がまっすぐであるかそうでないかを見ればいい。
・病気の大半は水を十分に摂取していない。多少バランスが悪くても水で薄めれば重大な病気にまで発展しないのでは?十分な飲水量を確保してあげることが大事。水槽掃除も定期で実施し、新鮮な水をたくさん飲める環境をつくってあげることが大事


<< >>





RSS

Ringworld
RingBlog v3.22